〜心の音色をカラダから様々に紡ぎ出す〜
エモーショナル・ボディワーク
・心と身体を一致させ、表現力(身体の表情)を豊かにする
・感情の偏り、閉ざしている感情への気づきと克服
・自己(感情)の解放
・心と身体のエネルギーの活性化
『エモーショナル・ボディワーク』とは?
人前での感情表現を苦手としていた私JIDAIが、
言葉を使わない演劇的身体表現であるポーリッシュマイムの
長年にわたる研究・実践によって生み出すに至った、
ここでしか学ぶことの出来ない他に類を見ない、画期的なオリジナルワークです。
カラダをほぐし、呼吸をほぐし、自分の感覚を目覚めさせていきますから
とても取り組みやすく、感情表現のプロである役者さんからも、
「こんな方法があったのか!」
という驚きとともに大変感謝されています。
『エモーショナル・ボディワーク』の発想のベースはテンセグリティーです。
テンセグリティー構造が、「肉体」と「呼吸」で構成されているとしますと、
その構造物(取り囲まれた空間)が心・感情といった「内面」になります。
中が変わると外が変わり、外が変わると中が変わる。
「肉体」+「呼吸」=「内面」という考えがベースになっています。
どういったワークか?ひと言で言いますと、
自分の感情を客観的に体験するということになります。
日常では味わえないような大きさの感情や、
気が付かないくらいの繊細な感情を味わうことで、
舞台表現などの場で必要となる、
「心の変化=身体の変化(眼の色の変化も含め)」
が、すっと決まりやすくなるとともに、キャラクターの造形もしやすくなります。
『ポーリッシュマイム』
ポーランドの人間国宝ステファン・ニジャウコフスキー氏によるパントマイム。
ジェスチャーではない、現代アートとしての演劇的マイム。
『テンセグリティー構造』
バークミンスター・フラーによって命名された構造システムで、張力(テンション)と統合(インテグリティー)を組み合わせた造語。圧縮力と張力という相反する力のバランスによって、構造が自己安定化するシステム。
感情表現が苦手だというあなたへ
感情表現・自己演出へのためらい・戸惑いは
自分の心に嘘をつくという無理が生じるからです。
心を心でコントロールすることは思ったほど容易ではありません。
そこで考え出されたのが、感情表現であるのに、感情を使わない
『エモーショナル・ボディワーク』です。
もちろん、最終的には感情を使うのですが、
身体と呼吸の使い方、さらに空間に対する意識の持ち方を組み合わせることにより、
感情のスイッチを入れてあげるのです。
一般的な方法である、感情のイメージから入っていく <心→身体> ではなく
<身体→心>という方法で、感情のスイッチのON、OFFとそのボリュームを
コントロールしていきます。
こんな言葉を聞いたことありませんか?
「悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのだ。」
身体や呼吸の状態がまず先にあって、
それが心を通って自分の感情として認識している
ということです。
他人に気持ちが伝わるかどうかは、日常生活でも舞台表現でも、
心の状態が身体に反映されているかどうか(ごくごくわずかな変化でも)
にかかわってきます。
身体とは心を目に見える形にしたものだと言えるのです。
具体的にどうやっていくの?
たとえば、 「喜び」 という感情。
故意に喜ぶのではなく、圧縮されたエネルギーが下から上へ解放されていくようにし、
目は大きく、あるいは奥から押し出されるようにし、
目の奥をキラキラッ!とさせてみる。
おおむねこのように身体を変化させますと、
なんだか喜んでいるような気がしてきます。
この「なんだか」、それが感情のスイッチです。
このようにスイッチさえONになれば、
あとはボリュームの調整です。
人によっては、そんな気にならないこともあるかもしれませんが、
それは感情のスイッチがONになっていることに気が付けていないのです。
スイッチはONかOFFしかありませんが、ボリュームは最小から最大まであります。
完全にOFFの状態と、ボリュームが最小であってもONの状態、
この差は物凄く大きいとは思いませんか?
うまくいかない人の多くは、自分の身体や心の変化に鈍くなっていたり、変化を恐れていたりします。
そいうい方の多くは身体や呼吸,表情の動きが固かったり、使い方に偏りがあったりします。
この「喜び」のワークの場合ですと、
普段の生活の中で、喜びを人前で表現することに抵抗を感じている人は、難しさを感じるかもしれません。
(だからこそ、『エモーショナル・ボディワーク』がその壁を突破する力になればと思うのです。)
ワークで行うのは喜びだけでなく、怒りのような負の感情も扱います。
感情は正ばかりではないからです。
負の感情も表現・体験することで、はじめて本当のバランスがとれると考えます。
実際の生活の場で負の感情を大きく表現するかどうかは、本人の選択だと思いますが、
こういったワークの場でボリュームを上げ、自己の解放をしていきますと
心が非常に活性化されます。
日常生活の中であまり大きく感情が動くことがないと、
心が停滞、あるいは体と同じように老化してしまうかもしれません。
表現活動をされていない方も心をセルフマッサージしてみてはいかがでしょうか?